ショック!!「トランス移乗の失敗」 - 介護のお仕事

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ショック!!「トランス移乗の失敗」

夕べ、3回目の夜勤でした。


先輩職員からは「もうひとりだちだよね」と
脅かされ?たのか、励まされたのか?(^_^;)


そんながく〜(落胆した顔)・・まだ入居者さんの名前もろくに
覚えてないのに・・と思いながらも,仕事の内容自体はそう、
難しいものはないので、出来るとは思うのですけど。

いきなり「1階を一人でやって」と言われたときは、
正直、自信がありませんでした。


日勤2回、夜勤2回とも「2階」がメインだったので、
1階の入居者さんの特徴はほとんど知りませんでした。


どんな「特徴」を知らなければ、スムーズに
介護ができないのかというと、排泄介助や、トランス移乗
が必要な方の場合、全介助なのか、一部介助なのか。

右麻痺なのか左麻痺なのか。

「よく見ればわかるでしょ!」って言われるかも
しれませんが、それは起きていればのことで、
眠っているときには、そんなにはっきりと
わかるものではありません。


同じトランス移乗をするのでも、やり方が違ったり、
どこまで自分でやってくれるのか、なども知らないと
余計な介助まで行い兼ねません。


また、どこを触ると痛がるか、どんな病歴があるか、
などは知っておかないと結局、入居者さんに
迷惑がかかります。


その他、細かい部分はやりながら覚えていくしかない
のですが、大雑把でもいいから、そういうことを
知っているのと、知らないのとでは、こちらも、
どう、手を差し伸べたらいいのかがわからず、
困ってしまいます。


特に夕べの夜勤の社員の人は、たいした説明もないまま、
「じゃあお願いします」しか言わなくて、
(え・・それ、まだやらせてもらってないんですけど)
みたいな。(^_^;)


それでもなんとか1階のコール対応と、排泄介助などは
一人でできました。


ショックexclamation×2だったのは、何度も行ったことのある、
2階の入居者様の朝の起床介助の時、移乗に失敗
してしまったことです。


このホームでは「全介助」の人の割合が多いのですが、
その中でもSさんという細いおじいさんは、立位が保てず
足も細くて「、脚を絡めたら骨折するよ」と言われいたので、
とても気を遣いながらの移乗になるのですが、今朝は
車椅子に載せる寸前でずり落ちてしまいました。


体重的にはそれほど重くなくて、普通に全介助すれば
失敗することはないのですが、このSさん、やはり
「新人ワーカー」だと思うと、怖いのでしょう。


いつも「私に捕まってくださいね」と、声をかけている
にもかかわらず、右手をベッド柵にしっかりと捕まって
しまうため、いくら私が車椅子に乗せようとしても、
車椅子までおしりが届かないのです。


「おかしいな・・」と思いながらも、私も力づくで
持っていこうと踏ん張ったのですが、Sさんの
体がずり落ち始め、慌ててしまいました。


仕方なくもう一度ベッドに戻そうと思ったのですが、
もう、半分以上ずり落ちた状態ですから、今度は
ベッドの高さが災いして、戻すことができませんでした。


ベッドを最低の高さまで下げたのですが、それでも
Sさんの体を床からベッドまで引き上げることが
できませんでした。


(あ〜やっちゃった)ふらふら


もう、自分のことよりも、とにかくSさんをなんとか
もう一度ベッドに戻してあげなくては・・と、
もっているピッチでスタッフに電話しても誰も
出てくれなくて。


朝食のための準備やら、食堂への誘導やらでみんな
バタバタしているのでしょう。


ようやく夜勤のベテランスタッフが電話に出てくれて、
助けに来てくれました。


「もう一度ベッドに戻そう」と言って二人でSさんを
ベッドまで戻しました。


この方の移乗だけは、本当はまだ私一人でやっていい、
という許可が出ていなかったのですが、
今日の夜勤社員は「じゃあSさん起こしてきて。」の一言で、
ほかに行ってしまったため、
(もっと重い人でも移乗できているのだから多分、
大丈夫だろう。朝の忙しい時に、ここで時間を取らせるのも
悪いし・・)と、私も一人でやってみることにしたのでした。


それがそもそもの間違いでした。


自分のことよりも、入居者さんの安全を考えたら、
「私はまだSさんを一人で行う許可が出ていないのですけど」
と、言うべきでした。


結局はうまくできずに、Sさんに申し訳ないことを
してしまいました。


でも、このSさん、とても優しい方で、何度も私が
「ごめんね、Sさん、脚大丈夫?痛くない?ごめんね」と
謝ると、言葉はよく聞き取れないですけど「気にしないで」と
言ってくれたのです。


とても可愛いおじいさんで、わたしも大好きな
おじいさんなんです。


ようやく最近、私にも話しかけてくれるように
なってきたのです。


言葉はほとんど聞き取れないのですけどね。


だから、この方の移乗をしっかりとマスターして、
助けになっていきたいと思っているのですが。


タイムカードを押したあと、ホーム長が
「どうですか?少しは慣れましたか?」と
話しかけてくれました。


若い女性のホーム長ですが、面と向かってお話した
ことはなく、少し緊張しました。


今日のSさんの移乗の失敗を、怒られてもしようがないと
思ってお話したところ、笑顔で「何度も回数を重ねてやって
行かないと覚えないので」とアドバイスしてくれました。


先輩に見守ってもらいながら、習得していくように
ということでした。


思えば、前のホームの時、一番難しく感じたのが
左片麻痺の方のトランスでした。


何度も何度も先輩に教わりながら、やりました。

家に帰り、動画を何回見たかわかりません。

教えてくれる先輩によって、やり方が違うので、
自分で「これだ!」と自信が持てるように
なるまでには、かなり時間がかかりました。

あるときなど、入居者の方が
「俺をモルモットにするな!」むかっ(怒り)と怒ったこともありました。


それくらい、あの時は左片麻痺の方のトランス移乗
独り立ち出来るかどうかの見極め」のポイントだったのです。


あの頃は、新人が立て続けに入ったのもあって、
確かに入居者さんにしたら「いつも実験台にされる」
という気持ちになったのも、理解できなくはないのですけどね。


結局私は、ネットにある動画を見て、ようやく
「この方法がいい」と思った方法を、自分の
やり方として取り入れました。

あの「初心者だった頃のこと」を思えば、Sさんの
トランス移乗は、全介助とはいえ、
そんなに難しくないはずなのですが、脚が弱い 
というのが頭にあり、どうしても脚に気を取られて
しまうので、難しく感じてしまいます。


この方法で脚は大丈夫だろうか?

移乗しながら足のことが、頭をよぎってしまいます。

そういう「自信のなさ」が、微妙に入居者さんにも
伝わり「この人の時は怖いから柵に捕まっていよう」と
いう気持ちにさせてしまうのかもしれないです。


今のホームの年配でベテランのスタッフに、
教えてもらった中で、
「崩れる時は、自分も一緒に崩れるんだよ」
というのがありました。


「片方だけ転ばすよりは、自分も一緒に
倒れちゃったほうがいい」と。

先輩というのは、本当にいろいろ経験を積んでいるので、
いってくれる意味も深くて、勉強になります。

今朝の「移乗の失敗」のショックは大きかったですが、
Sさんのためにも早くマスターしていこうと思います。

もう一度動画を見ながら練習です。

ijyou2.png

ijyou1.png



2014-01-14 | Comment(5) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
このSさん、やはり
「新人ワーカー」だと思うと、怖いのでしょう。
Posted by at 2014.01.15 09:09
すみません、途中で投稿してしまいました。

私も病院で認知症のご老人の介護をしている者ですが、確かに入居者、患者様からしてみたら、新人は怖いでしょうけれど・・・
それだけではないと思います。
最初の身体の接し方で相手の行動もかわるような気が・・・

がんばってください。
Posted by at 2014.01.15 09:17
すみません、途中で投稿してしまいました。

私も病院で認知症のご老人の介護をしている者ですが、確かに入居者、患者様からしてみたら、新人は怖いでしょうけれど・・・
それだけではないと思います。
最初の身体の接し方で相手の行動もかわるような気が・・・

がんばってください。
Posted by at 2014.01.15 09:17
お名前がわかりませんが、ブログにコメントを
いただき、ありがとうございます^^

自信なさげな行動がきっと、入居者さんに
不安を与えているのでしょうね。

ちょっと戸惑いながらの介助だったのも
不安にさせていたのだと思います。

自信を持って次回からは行いたいと思います。
Posted by 明日香 at 2014.01.15 10:28
 文章を読まさせていただきました。
このような介護に関する、悩みのブログに出会えてとても嬉しいです。
私は介護歴1年のペーペーなのですが、よろしくお願いします。


 「やっておいて」と言われたときに
「わかりました/すみませんまだ許可が出ていません」
どちらで応えればいいのか…。
「できる?」と訊かれたときに
「できます/う〜ん…/できません」
どれで応えればいいのか…。
迷いますよね。
わたしにもこういう場面が山ほどあります(困ります)。

 利用者様が怖がってしまって、
柵をしっかりと掴んでしまって、
移乗(ベッドから車椅子、車椅子からベッド)や
トイレ誘導(車椅子から便座、便座から車椅子)
が上手く行かないということは…意外とけっこう多くて
ありがちな現象なのですよね…。

 利用者様だって目が見えなくて耳も聞こえないわけではないのだから
「このワーカーさんだといつもやってくれてるから…」
「このワーカーさんは今日が初めてじゃん…」とちゃんと認識できるのですね。
当たり前と言ったら当たり前なのですが…。
その認識が有るがゆえに恐怖が生まれ…その恐怖から柵を掴んでしまう。
意外な落とし穴なのだと思います。


 とっても重症な方でも無くて。
かなり健康な方でも無くて。
その中間くらいの方というのは、介護が最も難しいのだと
わたしは考えています。
日によって、自分の力を使ってトランスできたり。
日によっては疲れていて、抱っこの移乗でなければならなかったり。
なまじ本人の能力が残っているからこそ
(本人の能力が残っていることはもちろん良いことですが)
柵を掴んでしまって介助の妨害を起こしてしまったり。


 わたしが勤めている職場にも「中間くらいの方」がいらっしゃいます。
やはり同じように、そうしてはいけないときに、手で必死に手摺や柵を
ギュッと掴んでしまうときが有ります。
既に目で見て、相手がそれをやってしまっているのがわかっているときには
声掛けで「大丈夫ですよ、手を離してください」と言う…だけではなくて
自分の手で相手の手に触れて優しく手を、掴んで欲しい方へ移します。
声掛けだけの「聴覚」の刺激よりも、実際に手に触れて「触覚」刺激をした方が
なぜだか上手くいくことが多かったです。
きっと「触れる」ということ自体が「相手を安心させる」効果を持っているからなのでしょう。


 でも明日香様が今回出くわした状況だと、
自分の目で相手が柵を掴んでいたというのが見えなかったので、その意味では仕方が無かったですね。
先輩の方がそうしてくれた様に、
「中間くらいの方」を相手にする場合には
とにかく「1つのやり方で突き通す」よりも
何か問題(相手の心情の問題とか、物理的な問題とか)が生じたら
さっさと諦めて元に戻ること(切り替えすこと)が大事なのだと思います。

 自分の心の中の声としては「はぁ〜い、ではこのやり方でやってみましょうね〜。」
→問題発生→「はぁ〜いだめでしたぁ!別のやり方を考えましょうー!」
という感じでやっていたときには、上手く切り返せました(笑)

でも、女性介助者の場合は空中で相手を支えていられる時間が少ないし…。
また、相手の脚が細いという注意事項が1つ有るだけで、焦ってしまうのですよね。
自分1人でやっていると更に焦ってしまうし。
やはり介助において「焦り」は禁物なのかもしれません…ね…。
自分が失敗してしまうときは、およそいつも焦っています…。



 先輩によってやり方が違うので、自分が上手くできるのは
誰のやり方なのかを見付けるのはほんとうに、大変ですよね。
色々な先輩のやり方を見させていただくのですが…。
見れば見る程混乱してゆくことも有ります。
必ずしも「正しい」とされているやり方が
自分が上手にできるやり方ではないということも有りました。


倒れるときは、自分も一緒に倒れればいいというのは
初めて知りました。
たしかにそのとおりですね。
床よりも介助者の体の方がやわらかいから、
利用者の体と床との間に、人間のやわらかい体がクッション材として
入った方が怪我が少なくなりますよね。
伝えてくださってありがとうございます。
Posted by 大塚将俊 at 2016.07.14 23:59
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